株式会社クォンタムフラワーズ＆フーズ（本社：茨城県水戸市、代表取締役：菊池伯夫、以下「QFF」）は、EMS処理及び品種開発サービスにおいて、株式会社インプランタイノベーションズ（本社：神奈川県横浜市、代表取締役：寺川輝彦、以下「インプランタ」）と、業務提携協定を締結しました。

インプランタは、植物研究分野において化学薬剤EMSを用いた変異原処理のほか、ゲノム編集、遺伝子組換え、遺伝子解析、栽培試験までのフルサービスを提供する受託研究会社です。

QFFとインプランタは、従来法に比べて変異率と変異の幅を高めることが期待される「EMS×中性子線」による変異原処理サービスや新系統の開発において協業し、品種改良分野の更なる技術革新と開発の活性化に務めて参ります。特に中性子線は、他の放射線では難しい「高LET線」を植物の成長点や培養物、微生物に簡単に照射できる利点を持つため、業務提携によりこの強みを生かして参りたいと思っております。また、インプランタでは変異原処理した種子や植物体を栽培、形質評価、さらに変異解析等も実施してまいります。

【参考】中性子線照射による突然変異率： イネ（日本晴, M2）3～26%、キク1～39%

気候変動やカーボンニュートラルに起因する耐暑性や耐病性等の地球規模の社会課題の解決に向けて、QFFはこれからも量子バイオテクノロジーで貢献して参ります。