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微生物育種

中性子線による微生物育種の利点

水中の生物にも一様に照射できる

電荷を持たない中性子線は物質透過性が高く、核反応することが特長です。そのため電荷を持ち、物質透過性が低い重イオン線では難しかった溶液中の対象となる生物(微生物)にも照射によるエネルギーを一様に及ぼすことができます。水中にいる微生物の試料に対して大量に照射し、大量に変異体生成を行うことが可能です。

生物の致死率が低い

中性子線は生物の致死率に影響しない線量での変異導入が可能です。突然変異率も高いため、ターゲットとする変異体のスクリーニング効率を向上でき、条件により最短1週間1で新系統を創り出すことができます。 QFFの実績では紫外線照射と比較して、6分の1の時間で有用な変異も得られました。

抜群に高いランダム変異誘発能力

中性子線の利点である非常に高いランダム変異2誘発能力は、微生物育種に最適です。ターゲット遺伝子が未解明でゲノム編集ができない微生物に対して、大量にランダム変異を作成することで効率よく有用形質を得ることができます。
中性子線照射では、小規模から大規模の様々なジェノタイプ変異(多様なSNPs、欠損、挿入、アレンジメントなど)が起きることが特長です。例えば、有用な系統を工業生産時のプラント環境に合うように調整したり、生産性を向上するケースなどで中性子線育種は効果的です。

QFFでは、微細藻類、乳酸菌、酵母、大腸菌、枯草菌類、糸状菌類など、様々な生物資源について変異導入の実績があります。原核生物、真核生物、古細菌などへの照射も可能です。ぜひお気軽にご相談ください。 お問い合わせフォームへ

  1. ※1ラボレベル
  2. ※2ランダム変異:ゲノム編集のようにDNA塩基配列の特定の遺伝子を狙ってノックアウトするのではなく、ランダムにノックアウトし誘発された突然変異のこと。 中性子線のランダム変異誘発能力は、X線、γ線、UV等と比較して非常に高い。

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